ゆらゆらと揺らぐ炎を見ると心が落ち着きますよね。
忙しくストレスが溜まっている日本人こそ使って頂きたいのがそんな炎を届けてくれる
「キャンドル」
です。
キャンドルの歴史は長く、2300年前のツタンカーメンの王墓からはすでに燭台が発見されているのでこの時代からキャンドルは使われてきたことになります。
キャンドルはもちろん、日本でも使われてきましたがどちらかといえば、ヨーロッパのイメージが強いかもしれません。
キャンドルは奈良時代にはすでにあったようで、江戸時代中期には各地でハゼノキの栽培が奨励され和ろうそくの生産は増えたようですが、まだその頃には庶民にとっては高価な照明であり日常使いまでには至っていなかったようです。
そして照明が発達し、普及した今では一部の雰囲気を重視したレストランやホテルなどをのぞき、日本の一般家庭では使われることは少なくなりました。
ヨーロッパでは今も照明器具としてキャンドルはメインで使われているのに対して日本ではあまり使われないのは、日本は「明るさや快適さ」を重視する民族だから。
キャンドルだけの灯りではどうしても薄暗く、便利さ快適さにかけるので日本人の好みとは少し外れてしまうのです。
一方でヨーロッパではそもそも薄暗さが好まれ、雰囲気を重視する方も多いです。
よって、ヨーロッパでは今も照明器具として現役の家が多いのです。
しかし私はもっと日本人でもキャンドルを使うべきだと常日頃から思っておりましたので、今回の記事の作成に至りました。
キャンドルは単なる照明器具ではありません。
ポイントは「火」にあります。
この火からは様々な恩恵を私たち人間に与えてくれるのです。
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キャンドルの持つスピリチュアルなパワーについて
浄化効果
浄化といえば「水」をイメージされるかもしれません。
確かに水も浄化効果があるのですが、火も同じように浄化効果があります。
水は鎮め、鎮静化させる「静」の浄化なのに対して
火は焼き尽くして沈静化させる「動」の浄化となります。
水の浄化は「待つ」期間が生じます。
水を使った浄化で即効性は得られにくいということですね。
一方の、火の浄化は即効性があります。
すぐに炎が全てを焼き尽くすかのように、素早く浄化してしまうのです。
そして火の浄化は
「対人面」で生み出された物の浄化に効果的です。
対人面で生み出される物は
- ストレス
- 邪念
- 呪詛
- 残留思念
などの体にも心にも悪くおまけに消えにくい、という何ともやっかい極まりないものばかりです。
これらを取り除くには水を用いた浄化では追いつかないことがございます。
ですが、火は一回でやっかいな対人面で生み出された物も見事に浄化してくれます。
対人面での憑き物がある、多いと感じる方は特に積極的に使用して頂きたいです。
癒し
火には癒し効果もあります。
キャンドルの炎のゆらぎには、「1/fゆらぎ」と呼ばれる癒し効果があるのです。
「1/fゆらぎ」とは木漏れ日、波の音、川のせせらぎ、そよ風などの自然現象に含まれている一定のリズムのこと。
火もまた自然現象の一つで、森や川、海などに出向いた時と同じような癒しを提供してくれるのです。
ただ、何かと忙しい現代人です。
近くに自然が無い方はなかなか時間を作って自然の中に身を置いての癒される、ということは難しいかもしれません。
しかし、キャンドルはお手軽にお部屋の中にいながら自然による癒し効果を得ることができてしまうのです。
これって実はかなり凄いことなのです。
今はVRなどの技術もあり、「擬似体験」が容易にできるようになりました。
ですがまだこの擬似体験では「香り」やリアルな「臨場感」までは提供できないので、このような自然からの恩恵となるとどうしても半減してしまいます。
携帯電話やPCの壁紙を森や川、山などの自然産物にするだけでも癒し効果を得られるデータがありますが、それでも本物にはかないません。
しかし、キャンドルに火を灯せば簡単に「本物の自然」に触れることができてしまうのです。
一説では1時間使用した際に脳が感じる癒し効果は1時間分のスパに相当する
とも言われいるほどにキャンドルの癒し効果は高いのです。
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香りによる五感の感度を高める効果
キャンドルにも様々な種類がございますが、私がおすすめしたいのは
「アロマキャンドル」
でございます。
アロマキャンドルとは香り付きのキャンドルのことです。
火に加え、香りも加わると人の五感を刺激し、高めてくれる効果も得られます。
これにはコツがあり
まず部屋の照明を落とし、アロマキャンドルに火を灯しましょう。
そして1時間ほど、アロマキャンドルと向き合って頂きたいのです。
なぜ1時間かというと、アロマキャンドルの表面がまんべんなく溶けるのに必要な時間がちょうど1時間だからです。
そして1時間もあれば、効率よく五感を高めることができます。
この1時間の間に行って頂きたいのは
- 揺らいでいる火を見る
- 目を閉じて香りを意識的に嗅いでみる
- 瞑想をする
この三つです。
この三つを繰り返してみてください。
1時間は長い、そんな暇など無い
など思われたかもしれませんがこれは一週間に一度程度でも構いません。
これは脳を休ませるという意味でも必要な時間だと思ってください。
脳は実は睡眠中でも稼働しているので、ほぼ24時間稼働なのです。
ですのでこのようにできるだけ「無」になる時間は必要なのです。
そしてできるだけ無になり、火や香りなどといった原始的な部分に意識を注ぐことで、五感が研ぎ澄まされていきます。
五感が研ぎ澄まされていけば、目に見えないものを掴み取る感覚である「第六感」も覚醒することもありますので是非習慣の一つとして取り入れてみてください。
おすすめの使用場所
キャンドルを使う「場所」も重要です。
まず、浄化効果を高く得たい時におすすめなのが
お風呂場です。
お風呂場にキャンドルというのはかなり相性の良い組み合わせです。
何といっても水と火の浄化のコラボレーションが実現するわけですから、とりわけ大きい浄化効果を得ることができます。
入浴しながらゆらゆらと揺れる火を眺めてみてください。
そうするだけで疲れとともに憑き物も落ちていくでしょう。
※ただし、入浴中は長風呂は禁物
10〜15分程度に止めるようにしてください。
最後に
キャンドルは生活必需品、というわけではありませんが
心にも体にもよいスピリチュアルアイテムです。
自分の好みの香りのアロマキャンドルが見つかれば、あなたにとって欠かせないアイテムとなるでしょう。