因果応報を意識してあなたは生きておりますか?
因果応報を意識して生きてもすぐに大きな実感や見返りがあるわけではありません。
ですが物事は長期的なスパンで見て考えていく必要がございます。
刹那的に目の前の快楽だけを優先して生きるアリではなく、厳しい冬に備えコツコツと働くキリギリスにあなた方にはなって頂きたい。
ですので今回の因果応報の記事を作成させて頂きました。
まずは因果応報の意味について解説して参ります。
因果応報とはそもそも何か?
前世あるいは過去の行いが因となり、その報いとして現在にその結果がもたらされる現象を意味します。
因果とは原因と結果を意味します。
因果は現代では原因と結果のことを指します。
因果応報はありえるのか?
因果応報という単語とその意味は知っていても
迷信めいた物として懐疑的に捉えている方も少なくありません。
この背景には
正直者はバカを見る、という言葉があったり実際に正直で真面目にルールを守って生きてきた方よりも、ルールを破ったり反社会的な行いをした方が良い経験や結果を掴んでいる事例を知ったり、目撃してきたから、というのがあります。
確かに世の中にはそういった側面があるのは否めません。
ですがお伝えしたように物事は長期的に見て考える必要がございます。
そのような不真面目で悪いことをしてきた方は得をしたり、良い体験をしたりしてもそれは「一時的」なものです。
すぐに自分がしてきたことのツケを払わなければいけない事態に追い込まれたり、後々で大きなしっぺ返しをくらったりするものです。
例えば何か犯罪をして自分の欲望を満たしたとしましょう。
その時はそれで良くても後々その犯罪を犯したことへの精算をしなければいけない時は必ずやってきます。
逮捕という形であったり、あるいは死して霊界に向かった後の裁きだったり、と。
逮捕されてどうなるかの説明は省きますが、何か大きな罪を抱えて霊界へと向かった後はどうなるか?
については誤解が広まったりしているので、ここで真実をお伝えいたしましょう。
前世にて悪いことをたくさん働けば転生時にその精算を支払うことになる
前世で悪いことをした、といってもそれが小さなことを一つや二つであれば罪にはカウントされません。
人間、誰しも完璧ではございません。
誰もが一度は何らかの過ちを犯します。
ですが、その過ちにも罪の大きさというものがございます。
反省すれば許せるものと許せないものに分かれるのです。
この許せる許せないの判断は自分だけではなく、犯した罪による被害者がいる場合はその被害者の方や周囲の方々が下すこともあります。
自分が犯した過ちを自分自身が許せなかったり、その被害者や周囲の方が許せなかった場合は「悪業」となって残ることになります。
軽視されがちな大きな悪業は「いじめ」です。
いじめはその程度の差に関係なく人の尊厳や心を破壊する最大級の悪業としてカウントされることが多いです。
つまり、自分自身や被害者の方が許せないような一線を超えた悪いことは決してしてはいけない、ということです。
一線を超える事は常識や倫理観が養われていない小さな頃でも人としての理性や本能がストッパーとなり超えそうでも超えないものです。
ですが理性がとんだり、本能が暴走したりすることで常識や倫理観が十分な成人になっても超えてしまうことがあります。
それが犯罪行為になることもありますし、ならなくても大きく人を傷つけてしまう場合が多いです。
そしてこのような一線を超えることは「許せない」ことになるケースが多く、悪業になってしまいます。
悪業が一定以上溜まっていると、転生時にハンデキャップを背負って生まれることになります。
何らかの障害があったり、厳しい環境に産まれたりと
普通の人はしなくて良いような苦労を経験することになるのです。
これが前世で自分が犯してしまった悪業への精算なのです。
もし、あなたが普通の人はしなくても良いような障害や逆境が多いのであれば、前世にてたくさんの悪業を積み重ねてきてしまったのかもしれません。
前世にて良いことをすれば良い存在に転生できる
逆に前世にて良いことをたくさんすれば(俗に言う徳を積む行為)来世は良い存在に転生できます。
良い存在とは自分自身が望んでいるような存在への転生も含まれます。
あなたにも
「来世は〜〜〜のような存在に生まれ変わりたい。」
という来世の存在の理想像がすでにあるかもしれません。
あなたとしてはあくまで夢であり、それが実現できるとはとても思っていないかもしれません。
が、それもあなた次第では、夢が夢ではなくなるかもしれないのです。
世の中平等ではないのは誰もがわかっていることだと思います。
生まれながらにして格差があり、その格差の中には努力では決して埋められないものも多いです。
先天的な才能、恵まれた容姿、高いIQなど・・・
それらは天が授けたものですが、そもそもなぜ天はそのようなことをしたか考えたことはあるでしょうか?
その理由はその人が前世で良い行いをたくさんしてきたから、という可能性が高いです。
天は二物を与えない、といいますが才色兼備・文武両道な方も中にはいらっしゃいますよね。
そのような方はよほど素晴らしい徳を前世にて積まれたのだと思います。
今(今世)は確かに配られたカードで勝負するしかありません。
しかし、配られたカードが悪かったとしても絶望する必要はありません。
あなたの今世での行い次第では、来世では初めから良いカードで良い思いをたくさん出来るのかもしれないのですから。
因果応報の法則で大切なこととは何か?
地球の上で生活する上では誰もが重力に縛られて生きざるを得ないように、この世に生を授かったら誰もが因果応報の法則に従って生きなければなりません。
これに例外はありません。
そこで大切なのは
悪いことは避け、良いことをして生きる
ことです。
ですが
「わかっているけど、それができたら苦労はしない。」
というあなたの声が聞こえてきそうです。
ですが誤解はなさらないでください。
悪いことを完全に断ち、良いことだけをして生きる
という意味ではございません。
悪いことはできるだけ避け、できるだけ良いことをして生きるようにするという意味です。
完璧を目指すと長続きはしません、いつかは折れてしまいます。
ですのでほどほどで良いのです。
しかし、ほどほどでもこれを意識するとしないとではだいぶ違います。
ポイントは物事の善悪を常に見極めるようにする癖をつけることです。
何かをするたび
「これは良いことか、それとも悪いことか。」
と自分に問いかけるのです。
判断が難しければ「悪いこと」と捉え、避けるようにすれば大事に至ることはまずないでしょう。
最後に
繰り返しますが因果応報からは誰もが逃れることはできません。
ですので、今この瞬間から因果応報を意識して生きていただければと思います。
先に語ったように
悪いことはできるだけ避け、できるだけ良いことをして生きるようにしてください。
例えあなたがこれまでたくさんの悪業を積んできたとしても、徳を積めばその悪業が帳消しになることもあります。
ですので今からはじめても遅い、ということはないのです。
ぜひすぐにでも実行していただければと思います。